だれかに話したくなる本の話

「体力」でも「根性」でもない アスリート人材の本当の強み

「体力」でも「根性」でもない アスリート人材の本当の強み(*画像はイメージです)

スポーツに全力で打ち込み、勝利やタイムを縮めることを目指して全力を注いでいるアスリート。彼らは競技の練習や試合を通じてスポーツ以外の道に進んでも役立つ多くの能力を得てきているのだが、競技に真剣に打ち込んでいる人ほど、現役を終えて社会に出た自分をイメージできず「何ができるのかわからない」となりやすい。

アスリート人材 飛び抜けた突破力と問題解決力で100%やり遂げる!

アスリート人材 飛び抜けた突破力と問題解決力で100%やり遂げる!

体育会系人材を「アスリート人材」と呼びたい。
アスリートとは、ラテン語で「賞を狙って競う人」を意味しています。
レベルを問わず、スポーツで勝ちたい、タイムを縮めたいと、本気で取り組んでいる人はすべてアスリートなのです。
これは、スポーツだけに限った話ではありません。
例えば吹奏楽部などで、賞を目指して日々頑張っている人もアスリートと言えるでしょう。
日々の努力の中で培われた、特別なポテンシャルをもっているアスリートには、 「物事をロジカルにとらえる批判的思考力」や、いろいろな「挫折を乗り越えるセルフマネジメント能力」が備わっています。
スポーツは肉体のパワーだけでは絶対に勝てません。
計画や戦略・戦術など考える力が必要になるのです。それらは監督やコーチが指導したこと、経験したことを、「批判的に思考していく力」です。
ビジネスでも必要とされる、 PDCA(Plan=計画、Do=行動、Check=確認、Action=改善)の思考回路そのものなのです。
AIにとってかわることのできない職業でこそ活躍できるのが「アスリート」。
彼らが体得したものはすべて、社会に出てからも幅広く評価され、活躍するための武器になるのです。
アスリート人材が、自信をもってビジネスの世界で生きていくための唯一無二の書。