だれかに話したくなる本の話

コンプレックスをサッカーで克服 差別と隣り合わせだった鈴木武蔵の半生

『ムサシと武蔵』(鈴木武蔵著、徳間書店刊)

「おーい、ハンバーグ」
「お前だよ、お・ま・え。ハンバーグみたいな色してるの、お前だけだろ。でも、ハンバーグと言うよりウンコだな」

欧州サッカーベルギー1部リーグ・KベールスホットVAの鈴木武蔵選手が、小学生時代に肌の色への差別から心ない言葉を投げつけられ、いじめられていたことを告白。苦悩と歓喜にゆれた半生を綴った自叙伝が『ムサシと武蔵』(鈴木武蔵著、徳間書店刊)だ。

ムサシと武蔵

ムサシと武蔵

僕の肌はなぜ黒いのか?
自分は日本人なのか?
日本代表ストライカーが初めて明かす、苦悩と歓喜に揺れた半生を綴った生き方本ーー。