だれかに話したくなる本の話

白身魚のサケに色がついているのはなぜ?植物と魚の意外な関係

白身魚のサケに色がついているのはなぜ?植物と魚の意外な関係(*画像はイメージです)

多くの植物は、毒を持っている。
芽や成長に必要な部分を食べられないために、いろいろな仕組みや工夫を凝らしているのだ。その一つの方法が、有毒な物質を身につけること。

一方、植物たちがつくり出す物質は有毒なものだけではない。人間の暮らしや健康長寿に貢献する可能性を秘めているものもあるのだ。

『植物はなぜ毒があるのか』(田中修、丹治邦和著、幻冬社刊)では、過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出すさまざまな毒と特徴を紹介。また、古より植物の毒を薬に転じてきた人間の知恵と最新の医学情報まで、有毒植物と人間の関わりを解説する。

植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

トリカブトのようなよく知られたものだけではなく、じつは多くの植物が毒をもつ。例えばジャガイモは芽のみならず、未熟な状態や緑化した状態で毒をもち、毎年食中毒被害がおきる。それらは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための植物のしたたかな生存戦略だった。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。また、古より植物の毒を薬に転じてきた人間の知恵と最新の医学情報まで、有毒植物と人間の関わりを楽しく解説。